ラブライブ!虹ヶ咲学園8話

ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第8話「しずく、モノクローム」
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 決まってから降板って、鬼かな(笑)。そんな感じで8話です。

 今回はしずくちゃん回。演劇部らしい舞台を思わせる演出が満載でしたね。演劇でしずくちゃんの心情を表現するのが新鮮だった。

 そのしずくちゃん。おさない頃から昔の映画や小説が好きだったけど、それを変だと思われたくなくて、演技をするようになって──その結果自分をさらけ出す事ができなくなってしまった、と。たぶんだけど、これ、他人から「変だ」と直接言われた事はなかったんじゃないかな。台詞でも「変なのって顔されるたび」と言ってますし、おそらく「不安」から(人に嫌われたくないと)自分を追い込んでしまったんだと思う。

 で、そうやって追い込んでいる内に自分が嫌になり、本音(あるいは弱音)を見せるの事ができなくなって……や、1年生トリオの中で一番しっかりしてそうだったけど、実際は臆病な性格だったんですね。少し意外でした。

 それはそうと。ちょっとだけ本音を言うと、今回のしずくちゃんの心情はやや抽象的というか、リナリーちゃんのトラウマほどわかりやすい形ではなかったので、どこかふわふわした感覚があったりはしました。なんというか、理解はできるけど共感はしずらい、みたいな感じ? まあ、そこまで気になるほどではなかったですが。

 話は変わって。今回はリナリーちゃんとカスミンの活躍も。しずくちゃんの様子がおかしい事に気づいて、すぐ遊びに連れ出すのが良かったですね。1年生トリオの仲のの良さを感じさせる展開だったかと。個人的には伝説のパンケーキの件りが好きですね。0勝5敗に笑った。それでも挑むのがかすみんらしい(笑)。(買い物のシーンで)しずくちゃんがほんの少しだけ本音を語れたのは、それだけ二人を信頼していたからとも言えるんじゃないかな。

 リナリーちゃんの発破を受けてカスミンが行動──いやー、もうカスミンが素晴らしかったですね。(リナリーちゃんに対する)愛さんみたいなスマートな感じではないけれど、等身大の、精一杯の思いがこもった言葉だったかと。勢いで告白して、そのまま照れるカスミンが可愛すぎる。にやにやです。

 最後はしずくちゃんの演劇+ライブ。これは結構好きかも。雨の演出が格好良かったですね。そして何より、時折見せる強気の笑顔が素敵だった。こんな表情もできたんですね。カッコよくてちょっと「ぞくり」としました。大人しいイメージが強かったしずくちゃんの新たな一面が垣間見れる、そんなライブだったかと。

 次はいよいよカリン先輩の番──だとは思うのだけど、前振りがカリン先輩あんまり関係なくて「それでいいのか」となったのは自分だけじゃないはず(笑)。まあ、何にせよ、どんな展開になるのか、次も楽しみです。 

 おまけ……リナリーちゃん回のクラスメイトがちゃんと友達になっているのが良かった。

 おまけ2……しずくちゃんの応援に駆け付けるメンバー。座っている後ろ姿がカラフルでちょっと笑ってしまった(笑)。