デカダンス2話

デカダンス 第2話「sprocket」
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 開始2分で唖然とさせられるとは思わなかった^^; そんな感じで2話です。

 いやー、これはまったく予想してなかったですね。冒頭のネタバラシ(?)に思わず「え? え? えええ!」みたいになりました(笑)。

 とりあえず情報を整理。要するにギアの(さらに中の)人達にとって、この世界は一種のゲームで──素体となるギアになってデカダンスに搭乗、ガドル狩りを楽しんだり、
ランカーを目指したり、絶滅危惧種の人間・タンカーと交流する事が出来る、と。1話でギアの戦士達が「ヒャッハー」気味だったのはゲームだからこそか^^;

 一方で人間であるタンカーはその事実を知らないようですね。あるいは知ろうとすると「バグ」として処理される感じか……。ある意味では保護されているとも言えるけど、そもそもの(絶滅危惧になる)原因が現状だとわからないしなぁ。素直に考えるならギアサイド、中でもソリットクエイク社が関わっていそうなんだけど……。

 外見や「スクラップ」「再起動」という言葉を聞く限りギアの中の人達はロボット的な存在なのかな。しかも彼らにとっても、オキソンはエネルギー源と……。や、ますますソリットクエイク社が怪しく見える。

 うーん、雰囲気からするとソリットクエイク社のシステムが全てを支配しているみたいですね。カブラギ達ギアの中の人達もそのシステムには逆らえないようですし、なんというか、こっちはこっちでディストピア感がヤバい。後、現状だと「会社」の上位に位置する存在が見えてこないんですよね。「会社がなんのためにあるのか?」とか「ギアの中の人達の会社内での役割」、「娯楽施設を遊んでいるだけのユーザーであるはずのギアの中の人達を処理できるのは何故か?」等疑問も多いですし……色々と気になります。

 まあ、謎についてはこの辺で。カブラギの過去が判明。ギアの中の人だったんですね。途中の通信の声を聴く限りデカダンス総司令のミナトも同じなのかな。ほぼ完全な人間のギア素体もあるのか……。クレナイさんはどっちなんだろう? それはともかく。自分の影響で仲間がスクラップや強制施設送りになった事で自暴自棄になっていたんですね。それが今回のナツメちゃんの件で活力を取り戻したと。

 そのナツメちゃんの事も少し。既に死亡扱いになっていた事で会社の管理外になっている感じか。でも、これ逆に言うと戦士として目立ってしまったらまずいんじゃないか? 有名になればなるほど管理者にバレる可能性も高くなりそうですしね。あるいは、その辺りが今後重要になっていくのかな。

 予告がないのでどんな話になるのかはわからないけれど、OPからするとナツメちゃんは戦士として戦っていくみたいですね。これからどうなっていくのか、次も楽しみです。

 おまけ……「もし見込みがなかったら諦めろよ」「嫌です」カブラギとナツメちゃんの台詞。この図太さがなんともナツメちゃんらしくて好きですね。