ガンダムビルドダイバーズRe:RISE22話

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第22話「刻限のゼルトザーム」
各話感想、タイトル一覧へはこちらから。
 タイトルの出方が格好良すぎる(笑)。そんな感じで22話です。

 いやー、熱い熱い熱い。ほぼ全編バトル尽くしに、それぞれの思いの丈をぶつけるような掛け合い。シドウマサキはどうなるのかと、ドキドキしながら見てました。

 バトルシーンについては後で書くとして。パル君の背景が判明しましたね。まさかの王族(?)だったとは。姉や兄がいる状況でなぜパル君が?というのはあるけれど、幼少よりプレッシャーを感じながら過ごし、さらに歩けなくなって自信を喪失──序盤のパル君のどこかおどおどした態度や、仲間への憧れ(おそらく同世代や同じ目線の友人がいなかったんじゃないかな)は、そういう環境が影響していたみたいですね。それでも卑屈にならなかったのは、きっと「愛に溢れた兄」がいたからかだろうなぁ、というのは考えすぎかな。

 ゼルトザームと一つ目達が戦っているところに乱入したヒロト達。ただでさえ三つ巴で大変なのに、まさかアルスが直接介入してくるとは思ってなかったですね。出てきた瞬間思わず「うわあ、このタイミングで来るのか」ってなりました(笑)。

 バトルシーンそのものも良かったですね。目まぐるしく変わる状況の中で、ジャスティスさんの活躍、ニューガンやアルケーっぽい機体の登場、パル君のトランザム(ガンドランザム)等、迫力満点でした。にしても、ジャスティスさんがここまで心強い存在になるとは思ってもなかったですね。格好良かった。

 また、メイちゃんのアルスへ向けたの言葉も印象的でした。同じように誰かの思いによって生まれた存在だからこそ、アルスの行動に思うところがあるんだろうなぁ。いつになく感情を露わにしてましたね。たぶんだけど、それだけアルスに対して「もどかしさ」を感じてるんだと思う。

 そして、今回は何といってもヒロトですね。自分を殺せと言うシドウマサキに、「やり直すんだ」と叫び──シドウマサキに止めを刺そうとするクアドルンには「今度はあなたが苦しみ、押しつぶされる」「今ここには、あなたには、それ以外の選択肢がある」と思いの丈をぶつける。辛い別れを経験して、もがき苦しんで、それでも進むことをやめなかったヒロト。そんなヒロトだからこその台詞だったと言えるかと。その後の展開も熱かったです。

 ラストは何とか間に合って良かったですね。や、まあ、話の展開的にここでシドウマサキが間に合わなったら色々と台無しになってしまうのだけど……(笑)。とはいえ、若干ハラハラしてたのも事実だったり^^; シドウマサキの負った心の傷は深いだろうけど、支えてくれる姉がいるしきっと大丈夫なんじゃないかな。彼もまた立ち上がっていくんだと思う。

 予告からすると、次はまた現実に戻っての話になりそうですね。マギーさんの行動がどういう効果をもたらすのか。またアルスへの言及もありそうですね。どんな展開になるのか楽しみです。

 おまけ……「悪かったな。怖い思いした時の事思い出させちまってよ」ジャスティスさんの台詞。こういった気遣いをすごく自然にやってのけるのがジャスティスさんらしくて印象的でした。たぶん、元々の性質なんだろうなぁ。

 おまけ2……アルスの「取り戻して」の台詞。どこか切ないような言い方が印象的でした。クアドルンとヒロトのやり取りを静観していたりと、何かしら変化の兆しも感じるけれど……?

 おまけ3……足内蔵のミサイルがカッコイイ。(ガンダムXの)ガンダムレオパルドを思い出しのは自分だけじゃないはず(笑)。