僕と彼女のゲーム戦争 師走トオル 電撃文庫 2014年3月8日
- 作者: 師走トオル,八宝備仁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/03/08
- メディア: 文庫
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私立伊豆野宮学園現代遊戯部。本好きの少年岸峰がひょんなことから入部すことになったその部は、ゲーム大会の勝利をめざし日々ゲームをする部活だった。そして今日もまた部室には真剣勝負の声が響く――。
現代遊戯部のメンバーが活躍する『僕と彼女のゲーム戦争』その7冊目です。今回もなかなか面白かったですね。ちなみに今回は短編集です。時系列的には合宿が始まる前の話かな。短編集なので以下それぞれ簡単に感想を。
「現代遊戯研究部」……6巻でも登場した戦略シュミレーションシヴィライゼーション(正確にはシリーズ前作)で対戦するお話。「自分はトップじゃないアピール」とかチャットによる内緒ばなしで戦略を練っていくのが面白いですね。対戦は現代遊戯部メンバー同士でしているのですが、みんな負けず嫌いだなーと思った(笑)。
「風のようにやってくる試練」……部員同士の対戦その2。「風来のシレン5」で対戦するお話。シレンは実は一度もやったことがないのですが、最近のは対戦もできるんですね。まずそのことに驚きました(笑)。運の要素も絡んで一気に窮地に陥った杉鹿にちょっと笑った。
「傭兵はつらいよ」……ライバル校駿河坂と「アーマードコアⅤ」で対戦するお話。シリーズが3か4くらいで止まっている自分にはびっくりするほどシステムが変化しているのに驚きです。それはそうと。あとで誰かはあきらかになるのだけど、ロマン機体とでもいう構想の敵がいてそれが格好良かったですね。「漢すぎる」。
「ジム、大地に起つ」……VS駿河坂戦その2。「ガンダムオンライン」で対戦するお話。ガンオンはやったことないのですが、戦術的なものがあるのですね。指揮官というのがちょっと新鮮でした。あとオチに笑った。
「育成ゲーム対決」……VS駿河坂戦その3。主に「グラディエータビギンズ」で対戦するお話。対戦内容も面白かったですが、なにより岸峰にライバル意識を燃やす白滝さんがよかったですね。素敵。
以上です。なんだかゲームに関する感想しか書いていない気がする(苦笑)。それはそうとこれからどんな展開があるのか、続きも楽しみです。