東京レイブンズ

 東京レイブンズ あざの耕平 富士見ファンタジア文庫

東京レイヴンズ1  SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

☆☆☆☆☆☆
 霊的災害<霊災>が多発し、陰陽師(レイブンズ)たちが活躍する現代。とことん運の悪い少年土御門春虎もまた、その陰陽師の家柄の生まれだった。しかし陰陽師としての才能がない彼は、田舎の町で普通の高校生として生活していた。北斗と冬児という二人の友人とのなんでもない、だけど大切な日々。そんな彼のもとにかつて「約束」を破ってしまった相手・土御門家次期当主・夏目が現れる。そして――。
 アニメ化もしている作品『東京レイブンズ』です。これはなかなか面白かったですね。1巻の内容はアニメの方で既にある程度知っているのですが、細部が結構違っていたりするので、その差異を発見したりするのも楽しかったです。
 それはそうと感想。春虎とその悪友冬児、さらには謎の多い少女北斗、この3人の掛け合いが楽しいですね。北斗に振りまわれる春虎、それを冬児があきれつつも見守る、そんな関係が素敵です。
 また夏目もよかったですね。ネタバレになるので深くは書きませんが、最後にわかる事実から色々と想像できてちょっとニヤニヤしてました。
 内容は知っていたとはいえ、ストーリーも面白くて最後まで一気によめました。次以降は内容をしらないので、どんな展開になるのか楽しみです。