本日の騎士ミロク(4)

本日の騎士ミロク(4) 田口仙年堂 富士見ファンタジア文庫 2010年4月25日

本日の騎士ミロク4 (富士見ファンタジア文庫)

本日の騎士ミロク4 (富士見ファンタジア文庫)

☆☆☆☆☆
 重傷を負ったトーラットを助けるため、治癒魔法の発達した隣国ベト神聖国へとやってきたミロクとビスマルク。飛竜でやってきたために オウガンの者と勘違いされかけるが、混乱のなかに現れた剣士・ヴィジャの機転でなんとか ことなきをえる。そしてベトの第一王女ミーヤーの護衛をしているヴィジャに、ミロクは自分と同じものを感じるのだった。
 剣バカのミロクと仲間たちが活躍する『本日の騎士ミロク』その4冊目です。今回もまずまずな面白さでした。
 今回の舞台は隣国ベト。ミロクとジュジュの関係と似ている、ヴィジャとミーヤーの二人が印象的でしたね。二人の様子を見て、ミロクにも色々と思うところがあった様子。それはそうと、序盤のミロクとヴィジャの挿絵付きの掛け合いが面白かったですね。思わずクスリと笑いが。
 ストーリーはなんだかサクサク進むなーと思ったら、今回は続きものでした。ベトにもオウガンの手が伸びて、結構な窮地にあるなかで、希望の光が見えてきた、といった辺りで終っているので、続きを早く読んでみたいですね。楽しみです。