ソードアート・オンライン(4)

ソードアート・オンライン(4) フェアリィ・ダンス 川原礫 電撃文庫 2010年4月10日

☆☆☆☆☆☆☆
 アスナを救うため、新たなVRMMOアルヴヘイム・オンライン>の世界へと飛び込んだキリト。そこで出会った<シルフ>の少女リーファの助力を得て、アスナがいるはずの≪世界樹≫を目指していた。そして、ついにその根元までたどり着いた二人だったが、リーファとキリトは互いの秘密を知ってしまい……。
 『ソードアート・オンライン』4冊目にして、フェアリィ・ダンス編の完結編です。これはとても面白かったですね。
 序盤はリーファと共に地下を冒険といった感じで、わくわくしながら読んでました。やっぱり冒険している姿は楽しいですね。
 アスナのいる場所に近づいてからは、一転、シリアス気味だったかと。キリトが良かったですね。色々な人達の力を借りながら、アスナのために必死に頑張るキリトは、すごく格好いい。
 また、リーファも良かったですね。彼女が抱く淡い想いと、明らかになった残酷ともいえる真実。それに対して彼女が出した答えは――。今回はキリトの話であると同時に彼女の物語でもあるといえるかと。
 「フェアリィ・ダンス」編はこれで終わりですが、シリーズはまだ続くとのこと。なのでこれからの展開にも期待です。