バカとテストと召喚獣(6,5)

バカとテストと召喚獣(6,5) 井上堅二 ファミ通文庫 2009年9月10日

バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)

☆☆☆☆☆☆
 ついに登場。秀吉の姉・木下優子。とある事情から秀吉と入れ替わることになった彼女はFクラスに向かい……(アタシと愚弟とクラス交換より)。
 『バカとテストと召喚獣』通算8冊目にして短編集です。これはなかなか面白かったですね。短編なので以下それぞれ簡単に感想を。
 「アタシと愚弟とクラス交換」……秀吉の姉・木下優子さん視点で描かれる話。優子さんが 実はどんな人なのかがわかるお話かと。本音をいうともう少し分量がほしかったりもしますが普通に楽しめました。
 「僕と海辺とお祭り騒ぎ(前後編)」……夏休み。明久たちがみんなで海にいくお話。前編は、自分たちはモテないじゃないかと疑問をもった明久と雄二がナンパにいくお話でもあるかも。……まあ結果は(笑)。後編は、夜のお祭りのお話。うん、女性陣は強い(笑)。
 「雄二と翔子と幼い思い出」……今までと少しテイストが変わって雄二と翔子の過去のお話。読んでいて なるほどなーと思いました。翔子さんが雄二を思う要因の大きなひとつであり、雄二にとっても今の雄二がある原点であるお話なんじゃないかと。
 そんな感じで、今回も楽しめました。