グロリアスドーン(10)

グロリアスドーン(10) 桜舞い落ちる空の上、 庄司卓 HJ文庫 2010年2月1日

☆☆☆☆☆☆
 bioクラフトとメリグナントクラフト。それぞれの思惑のなかで地球をめぐる攻防戦の火蓋がきられようとしていた。そして、広大は意外な場所で父・大地と再会を果たす。
 bioクラフトのティセとその契約者広大、そして仲間たちが活躍するスペースラヴファンタジーグロリアスドーン』その10冊目です。今回もなかなか面白かったですね。
 今巻も合わせて残り3冊ということで、事態が大きく動き始めた感じだったかと。各人(組織)それぞれ色々と思惑があるようで。個人的に思うのは、現状ではメリグナントクラフトは利用されている観が強いなーということ。で、その利用しているほうというと、まだその思惑の全容がわからない感じ。まあ、思惑の全容がわからないのは他の人たちも同じなのですが。
 一方でティセ側では桜子の抱えているものが明らかになりましたね。彼女の今までの行動の要因がわかったかと。
 残り2冊ということで、どのような展開 そしてラストを迎えるのか、続きが楽しみです。