バカとテストと召喚獣(4)

バカとテスト召喚獣(4) 井上堅二 ファミ通文庫 2008年6月11日

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫)

☆☆☆☆☆☆
 美波からの衝撃のキス。突然のことに呆気にとられる明久。それも束の間、すぐにFクラスの面々による臨時査問会に連れ去られてしまう。一方、そんなFクラスをよそに、他のクラスはFクラスに対する武力制裁の準備を進めていた。朝の騒動によって ろくに点数補充もできていないFクラス。そのピンチを乗り切るために 雄二が考えた作戦で、美波は……。
 「バカとテストと召喚獣」通産5冊目。今回もなかなか面白かったです。
 今回は既刊と比べて恋愛要素が増した感じですね。とくに美波が主役といってもいいかと。揺れまくるその心情が印象的ですね。やばい、可愛い(笑)。一方で姫路さんも良かったですね。積極的に明久に近づいていく美波を見て、いろいろと思うところがあったようで、中盤のあのアプローチ(挿絵つき)が素敵。
 明久は、まあ、予想通り……鈍いなぁ。でも、あの台詞は良かったですね。てか、今回明久はいろいろと散々な目にあってるような(笑)。
 そういえば、召喚バトルで印象的だったのはあの「白刃取り」ですね。思わず噴きそうになった。ぜひとも挿絵で見たかった(笑)。
 そんな感じで、今回も楽しめました。これからにも期待です。