バカとテストと召喚獣(3,5)

バカとテストと召喚獣(3,5) 井上堅二 ファミ通文庫2008年2月12日

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

☆☆☆☆☆☆
 まだ明久が一年生のころに出会った葉月という少女。彼女は姉へのプレゼントを買いたいみたいなのだけどお金が足りずに困っていた。明久はそんな彼女を見て なんとかしてあげようと思い……(「予習編」より)。
 『バカとテストと召喚獣』4冊目にして短編集。今回もなかなか面白かったですね。
 短編集なので、以下それぞれ簡単に感想を。
「予習編」……明久と2巻で登場した葉月との物語。深くは書きませんが、「なんだか面白い巡り合わせだなー」と思いました。
「僕と暴徒とラブレター」……ラブレターをもらった明久と、それを追うクラスメイトのお話。暴徒と化したクラスメイトとのドタバタが楽しいですね。Fクラス、恐るべし。
「俺と翔子と如月ハイランド」……雄二の一人称の進むお話。雄二と翔子さんが如月ハイランド(実は雄二たちを無理やりにでも結婚させようとしている)でデートするお話。これは、翔子さんが素敵すぎる(笑)。もう雄二の未来は決定したな。まあ、雄二は嫌がってるけど、なんだかんだでこの二人はお似合いですね。
「僕とプールと水着の楽園」……明久たちがプールに行く話。といっても学校のプールなのですが。プールといえば水着というわけで、はたして秀吉はどんな水着でやってくるのかというお話(笑)。うん、あながち間違っていないはず。てか、美波にまで女子更衣室につれてかれそうになる秀吉って(笑)。
 「僕とバイトと危険な週末」……母からの仕送りを止められた明久が、雄二たちとともにアルバイトをするお話。最初は割と普通なのに、だんだんとカオスな展開になっていくあたりがすごいですね(笑)。個人的には明久と常夏コンビとの掛け合いが好き。
 そんな感じで、どの短編も楽しめました。続きも楽しみです。