氷結鏡界のエデン(2)

氷結鏡界のエデン(2)禁断水晶 細音啓 富士見ファンタジア文庫 2009年12月25日

☆☆☆☆☆☆
 かつて追放された天結宮(ソフィア)に再入宮したシェルティス。ユミィを守る千年獅になる決意を固めるシェルティスだが、自分がいたころとはシステムが変わっており戸惑っていた。シェルティスはその異端ゆえに孤立してしまい……。
 『氷結鏡界エデン』その2冊目です。今回もなかなか面白かったですね。
 ユミィたちの計らいで天結宮(ソフィア)に再び入り一からやり直すことになったシェルティス。実力だけなら十分強い彼だけど、自分がいたころよりチーム行動を重視する方針により思うように訓練できない状況になるのですが、そんな中で知り合った少女・クレアが素敵でした。基本的にクールなんだけど、たまに慌てたりする姿もあって可愛いですねー。それと彼女の過去や護士になりたい「理由」が良かったです。
 それはそうと。レオン、どこまで訓練狂なんですかねー。この巻だけで何回訓練していたか(笑)。……素敵だ。
 いろいろと気になる謎や思惑などもあり、これからどのような展開を迎えるのか、続きも楽しみです。