デルフィニア戦記(12)

デルフィニア戦記 動乱の序章5 茅田砂胡 中公文庫 2004年月25日

☆☆☆☆☆☆ 
 デルフィニア王妃リィが突然離婚すると言い出し、王都は大混乱に陥った。なんとかリィを説得しようとするウォルやイヴン、バルロたちだったが、リィは頑なで……。
 魅力的な人物たちが活躍する『デルフィニア戦記』中公文庫版通産12冊目です。今回もなかなか面白かったですね。ちなみにまだ再読。たしか最後の2,3巻前くらいまでは読んでいた記憶があります。
 それはそうと。序盤のリィの離婚宣言からのドタバタは読んでいて非常に楽しいですね。まあ当事者たちからしたら冗談ではないといった感じでしょうが(笑)。普段は仲の悪いイヴンとバルロが、協力してまで事にあたるのが印象的です。
 今回はタンガやパラストはあまり関わってこず(実際は関わっているのですが)、リィとそれを狙う男レティシアの話が中心でもあったかと。
 そんな感じで、これからも折をみて読んでいきたいです。