蒼月のイリス

蒼月のイリス 星家なこ MF文庫 J2009年3月31日

蒼月のイリス1 (MF文庫J)

蒼月のイリス1 (MF文庫J)

☆☆☆☆
 一色と呼ばれる万能の力をめぐる戦い。その戦いに参加している桐生慎太郎は時間を止めるという特殊能力を持っていたが、その意思にはまだ迷いがあった。ある日、慎太郎は同じ戦いの参加者である相馬香澄から逃げる最中に、謎の美少女イリスと出会う。彼女は慎太郎に「力」を与えるために異世界からやってきたというが・・・。
 迷いを抱えながらも一色と呼ばれる力をめぐる戦いに参加する慎太郎と彼に力を授けにやってき美少女イリスの物語『蒼月のイリス』です。割と好きなタイプの作品なのですが、これはすこし自分には合わなかったですね。ちょっと乗り切れかなったです。
 ストーリーは、戦いに参加していながら、しかしまだその心には明確な決意をもてていない慎太郎が、イリスや香澄との出会い、さらには強敵・遊馬との出会いを経て、成長していくお話かと。
 それで・・・今回自分が合わないなと思った理由ですが、たぶん一色をめぐる戦いというのがいまいちピンと来なかったことが一番の理由かと。一色というのはすごい力だということなのですが、実際どんなものか分からないし、また、それをめぐる戦いもルールがあるのか、参加資格はなんなのか、相手を倒すだけでいいのかなど、いまいちよくわからない部分があって、それが影響してどうにも乗り切れなかったです。
 そんな感じで、自分にはちょっと合いませんでした。