彩雲国物語(5)

彩雲国物語 漆黒の月の宴 雪乃紗衣 角川ビーンズ文庫 2005年3月1日

☆☆☆☆☆☆
 王命を受け茶州の州牧になった秀麗と影月。一刻も早く茶州の州都へと向かいたい一行だが、茶家の妨害でなかなか思うようにいかなかった。そして、勝負に出た秀麗のまえに、再び茶朔洵が現れる・・・。
 『彩雲国物語』5冊目です。今回もなかなか面白かったですね。テンポが良いいのでサクサク読めて、それでいて面白い、そんな作品かと。わりと切迫している状況なはずなのだけど、意外とノリが軽かったのが印象的でしたね。「無駄毛話」にはちょっと吹いた(笑)。
 朔洵についてはとくにあれこれ書くことはないのですが、でも最後のアレはちょっと気になりますね。どうなるか・・・。
 とまあ、それはそれとして今回の件で茶家の騒動はひと段落した感じなので、これから秀麗たちが州牧として何をなすのか、続きが楽しみです。